研究



公開教育研究会

第20回公開教育研究会のご案内

下記のとおり第20回公開教育研究会を開催いたします。

本校は、昨年度、SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、本校ならではの特色を生かして、新たな取り組みを開始しています。当日は「グローバル化時代に対応した資質と能力の育成」というテーマで、各教科、およびグローバル総合「国際協力とジェンダー」(2年生選択のSGH科目)の研究授業を通じて本校の教育研究の成果をご紹介します。研究協議ではご参加の先生方とさまざまな意見交換をおこないたいと考えております。また、ご好評をいただいております通常授業も一部公開いたしますので、どうぞご参観ください。

講演は、国際教養大学キャリア開発センター長 三栗谷俊明氏による「和魂多才 ~グローバル化社会を生き抜く若者づくり~」を予定しております。急速に変化していく社会で活躍できる人材に必要とされる能力を、若い世代にどのように身につけさせていくのか、日々の教育実践のヒントとなるお話をうかがえるものと存じます。

皆様ご多忙の折とは存じますが、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。どうぞご参加ください。

日時

2015年11月21日(土) 9:30~16:00

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 午前 9:00~(本校正面玄関)

  1年蘭組 1年梅組 2年選択者 2年選択者 3年選択者
9:30

9:50
開会式 および 全体会
10:05

10:55
    グローバル総合
「国際協力とジェンダー」
音楽Ⅱ 化学
11:10

12:00
国語総合(漢文) コミュニケーション
英語Ⅰ
グローバル総合
「国際協力とジェンダー」
音楽Ⅱ 化学
12:00

13:00
昼休み
13:00

14:15
研究協議
国語・音楽・英語・SGH課題研究
14:30

16:00
講演
国際教養大学 キャリア開発センター長 三栗谷 俊明 氏
「 和魂多才 ~グローバル化社会を生き抜く若者づくり~ 」
  • 紫色・太字は研究授業、それ以外は通常授業(ご覧になれます)です。
  • 開会式、講演は2階合併室にておこないます。
  • 教室の変更がある場合があります。必ず当日の案内でご確認下さい。

講演 「 和魂多才 ~グローバル化社会を生き抜く若者づくり~ 」

国際教養大学 キャリア開発センター長 三栗谷 俊明 氏

【講師プロフィール】
 秋田県生まれ。千葉県高校教員後、東京都内私立中高一貫校3校勤務。
東京私立中高協会専門部会委員、文化庁全国高等文化祭委員など歴任し、2006年4月、国際教養大学キャリア開発センター勤務。2011年12月より同センター長・監査室長・秋田県産業教育委員など。
 最近では、「30年後の日本を創造できる若者づくり」に焦点をあて中学生・高校生・大学生PTAに講演多数。

研究授業の概要

1年生
国語総合
(漢文)

「漢詩の入門教材としての『詩経』「桃夭」」

(今成 智美)

 新学習指導要領では「国語総合」に〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕が新たに置かれ、「言語文化の特質や我が国の文化と外国の文化との関係について気付き,伝統的な言語文化への興味・関心を広げること」が示された。日本は中国の文化の受容と変容とを繰り返し独自の文化を築き上げてきており、その「伝統」を享受し継承していく態度を育成することは必要である。
 今回は、高校における最初の「漢詩」学習教材として、中国最古の詩集である『詩経』を扱う。入門段階では「唐詩」を扱うことが一般的であるが、唐詩の特徴を理解する上でもまず古詩を知り、歴史の流れの中でそれらを捉えながら読むことは重要な意味を持つ。この授業では、「桃夭」を中心に読みながら漢詩の源流ともいうべき『詩経』に触れることを通して、古代の人々の姿を読み味わうとともに、後代への影響や日本とのつながりにも気付かせたい。

2年生
音楽Ⅱ

「合唱へのアプローチ〜『群読』から導かれる音楽的表現〜」

(原 大介)

 本校のグローバル人材育成の目標として掲げられたキーワード《多文化理解》《共感力》《協働精神》を有する生徒の育成を、音楽科の内容から検証したい。ここでは『合唱』の経験を通じて、多様な価値観を認識し、他者への理解を示しつつ、また自らの考えも充分に主張し、相互に尊重しながら共に高めあうことのできるような授業をめざす。
 『合唱』は、詩人、作曲家、演奏者と、演奏者同士の価値観の共有体験こそが醍醐味であり、歌詞や音符と記号・楽語によって行われる、まさに『グローバル』な会話といえる。
 『群読』の手法によって詩人の意図する音楽的な側面を感受し、音楽を形づくる要素の理解をもって作曲家との価値観の共有を試みる。楽語や記号の既習的連鎖にしばられた曲作りではなく、その奥にある意図を汲み取る演奏者同士のディスカッションを通じ、多様な解釈から、より良い演奏への効果的な表現方法を論理的にまとめる能力を養いたい。

1年生
コミュニケーション英語Ⅰ

「基礎・基本を重視した授業 ~グローバル化の中で~」

(木村 政子)

 本校は昨年度からスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定を受けているが、英語科のカリキュラムはそれ以前と変わっていない。本校では、コミュニケーション英語などの主軸となる科目においては「英語によるinputとoutput」を授業の柱としており、そのための基礎・基本を重視してきた。時代が変わり、指導要領や教科書が変わり、生徒の生活環境や学習環境が変わる中で、私たちの授業方法も変化してきてはいるが、その基本的なスタンスは変わっていない。今、時代は大きくグローバル化に舵を切っており、グローバル化に対応した人材育成が求められている。それは本校がこれまで目指してきたものでもあり、その目標に向けて取り組んできた基礎・基本を重視した授業の一端をお見せできればと思っている。

2年生
グローバル総合【国際協力とジェンダー】

「途上国の人権について考える」

(増田 かやの 葭内 ありさ)

 本講座は、SGH事業で設置した、グローバル総合科目のひとつであり、2年生を対象とした選択授業である。ジェンダーの視点から国際協力を考え、その課題解決に臨み、発信していくことが本講座の目的である。これまでに、お茶の水女子大学教員によるジェンダーや国際協力についての講義や、自分たちで調べたことを発表することを通じて、学習を深めている。10月には台北研修を行い、昨年度交流協定を結んだ、台北市立第一高級中学(高校)の生徒たちと一緒に、特に「途上国の女児の人権問題」課題解決のためのプレゼンテーションやディスカッションなどを実施する予定である。本授業では、台北研修における成果や振り返りから、課題解決に向けて話し合いを行う。外部組織や家庭科、保健科など他教科との連携、ICTの活用事例としてもご紹介できればと考えている。

開催当日の様子

第19回公開教育研究会のご案内

下記のとおり第19回公開教育研究会を開催いたします。

当日は各教科の研究授業を通じて本校の教育研究の成果をご紹介させていただきます。
その後の研究協議では、授業へのご指導ご鞭撻はもとより、ご参加の先生方との意見交換をもとに、各学校での実践や生徒の現状などについて情報交換をおこないたいと考えております。

講演は、お茶の水女子大学副学長 耳塚寛明氏による「高校教育と"学力" ~社会と入試の狭間~」を企画しております。
今日の社会・教育にかかわる興味深いお話は、日々の教育実践にもお役立ていただけるものと存じます。

ご多忙の折とは存じますが、ご参加をお待ちしております。

日時

2014年11月15日(土) 10:00~16:00 ※実施済み

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 9:30~(本校正面玄関)

  1年蘭組 1年菊組 1年梅組 2年蘭組 2年菊組 3年選択者 3年選択者
10:05

10:55
情報・国語     世界史 数学・物理 リーディング 化学
11:10

12:00
  情報・国語 保健 世界史 数学・物理 リーディング 化学
12:00

13:00
昼休み
13:00

14:15
研究協議
数学・物理、化学、保健体育、英語
14:30

16:00
講演
お茶の水女子大学 理事・副学長(教授) 耳塚 寛明 氏
「 高校教育と"学力" ~社会と入試の狭間~ 」
  • 紫色・太字は研究授業、それ以外は通常授業(ご覧になれます)です。
  • 開会式はおこないません。受付を通り、各教室へいらして下さい。
  • 教室の変更がある場合があります。必ず当日の案内でご確認下さい。
  • 講演は2階 合併室にておこないます。

講演 「 高校教育と"学力" ~社会と入試の狭間~ 」

お茶の水女子大学 理事・副学長(教授) 耳塚 寛明 氏

【講師プロフィール】
1953年長野県松本市生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。東京大学助手、国立教育研究所(現国立教育政策研究所)研究員を経て、お茶の水女子大学へ。専門は教育社会学で、近年は学力格差の社会学、教育政策、高校教育、教育選抜に関心を持つ。最近の編著に、『教育格差の社会学』(有斐閣、2014)、『学力格差に挑む』(金子書房、2013)などがある。

研究授業の概要

2年生
数学・物理

「自然は数学の言葉で書かれている:その2」

(村井 利行・十九浦 美里)

現象の中の数学という観点から、偏光現象を題材として数学と物理のコラボを試みる。
言うまでもなく数学は多くの分野で活用されているが、物理学と数学の関わりには独特なものがあると言えるだろう。偏光についても、現象そのものがベクトルで表現され、一見不思議な振る舞いもベクトルの性質から明快に説明できるのである。
本授業では、現象を題材にして数学を語るのではなく、数学を用いて現象を語る。このようなスタンスが、数学に対する生徒の興味関心や応用・発展への意欲を高めるのに有効なのではないかと期待している。
なお、水面で反射した光の偏光状態を観察するだけで、水の屈折率が測定できるという実験(生徒実験)も実施する。

3年生
化学

「糖類」

(溝口 恵)

新課程での糖類は、(4)有機化合物の性質と利用 イ 有機化合物と人間生活、及び(5)高分子化合物の性質と利用 ア 高分子化合物の単元で扱う。そのなかで、糖類は、食品、つまりエネルギー源であること、あるいは、植物繊維として利用されている という扱いかたがなされている。これは、旧課程と特段異なるわけではない。
受験の迫るこの時期に、残り時間に追われて知識詰め込み型の授業展開をしがちな単元かもしれないが、今回の授業では、これまでの有機化合物の学習(官能基の反応)を活用し、立体的に分子を捉え、修飾された糖類ならびに糖類の生体内機能について理解を広げてみたい。そして、糖類はなかなか魅力的な分子だ と認識されることを目指したい。
なお、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 小川温子 教授より、糖類の生体内機能に関するトピックを一部お話していただく予定である。

1年生
保健

「健康教育における意志決定や行動選択の実践
 〜人体実験レポートの取り組みを通して〜」

(佐藤 健太)

保健は大学受験科目ではないものの、自らの健康について考え、理解し、それを継続していくために非常に重要かつ大切な科目である。本校では女子高という特性を踏まえた授業づくりのほか、医学・薬学系の進路を選択する生徒が多く、卒業後にも保健の授業で学習した知識が活用されるような指導を心がけている。そういった現状から保健の学習が果たす役割は大きく、生涯を通じて自己に相応しい健康生活や生活習慣を実践できる能力や態度を身につけさせたいというねらいを掲げている。特に私自身、授業を通して保健で学習した内容を生徒がいかに自らの実生活に反映させられるかということを念頭に置いているが、その姿勢と評価とをどのように結びつけていくべきか頭を悩ませている。
今回は夏休みの宿題として生徒に取り組ませた「人体実験レポート課題」を題材に、健康に関する意志決定や行動選択について理解を深める学習を発表会というスタイルでご紹介する。生徒が自己の健康や生活習慣と向き合い、今後もよりよい健康生活を送るためのヒントやきっかけを得られるような試みをご覧いただきたい。

3年生
リーディング

「より深い読みを求めて2」

(中津川 義浩)

第3学年の英語はすべて自由選択科目である。そのうちのリーディング(2単位)は現在4講座開設されており、教材選択や授業内容は各担当者に任されている。
他の3講座は主として多読、速読に重点を置いているが、この授業では典型的な読解問題集の短めの英文を精読しながら、問題演習を行なう。タスクや言語活動が重要視されもてはやされる昨今であるが、取り立てて新しいことはせず、読んで、訳して、問題の「答え合わせ」をするという、極めて単純・単調な流れの授業である。
その単調さを破るべく、予習内容を評価する持ち込み可の小テスト、投げ込みの語法やリスニングの問題の演習などを折りにふれて取り入れてはいるが、残念ながら十分な効果が上がっているかは疑問である。
定員30名のところ受講者数15名の少人数の授業である。恥を忍んで、気取らず飾らず、拙い授業をありのままにご覧いただき、ご叱正を仰ぎたい。

開催当日の様子

第18回公開教育研究会のご案内

昨年本校は創立130周年を迎え、その式典開催のために公開教育研究会をお休みさせていただきました。
本年は「第18回公開教育研究」を以下のとおり開催いたします。

今回は「探究力の向上を目指して」というテーマのもとに授業を行い、各教科の研究授業を通じて、本校の教育研究の成果をご紹介させていただきます。
その後の研究協議では、授業へのご指導ご鞭撻はもとより先生方との活発な意見交換をもとに、各校での工夫や実践、生徒の現状など情報交換を行いたいと考えております。そこから今後の教育課程、教育方法を考える切り口が見いだせれば幸いです。

講演は東京大学名誉教授 御厨 貴(みくりや たかし)氏に「オーラル・ヒストリー - 課題と方法 -」をお願いいたしました。日々の教育実践にお役立ていただけるものと存じ、ご案内申し上げます。
ご多忙の折とは存じますが、ご参加をお待ちしております。

テーマ

「探究力の向上を目指して」

日時

2013年11月16日(土) 10:00~16:00 ※実施済み

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 9:30~(本校正面玄関)

  1年蘭組 1年菊組 1年梅組 2年蘭組 2年菊組 2年梅組 3年蘭菊梅
10:05

10:55
社会と情報 化学基礎   「数学II」
βコース
日本史 物理基礎 現代文
11:10

12:00
美術I 「数学II」
αコース
日本史   現代文
12:00

13:00
昼休み
13:00

14:15
研究協議
現代文・日本史・数学II・美術I・社会と情報
14:30

16:00
講演
東京大学名誉教授 御厨 貴 氏
「 オーラル・ヒストリー - 課題と方法 - 」
  • 紫色・太字の授業は研究授業、それ以外は通常授業です(ご覧になれます)。
  • 開会式は行いません。受付を通り、各教室へいらして下さい。
  • 教室の変更がある場合があります。必ず当日の案内でご確認下さい。
  • 講演は2階 合併室にておこないます。

講演 「 オーラル・ヒストリー -課題と方法- 」

東京大学名誉教授 御厨 貴(みくりや たかし)氏

【講師プロフィール】
東京大学法学部卒業。専門は近代日本政治史、オーラル・ヒストリー。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学先端科学技術研究センター教授などを歴任し、2012年より放送大学教授と東京大学先端科学技術研究センター客員教授、2013年より青山学院大学特別招聘教授を兼務。内閣府公文書管理委員会委員長、TBS『時事放談』キャスター。近著に、『権力の館を歩く』(毎日新聞社)、『知と情―宮澤喜一と竹下登の政治観』(朝日新聞出版)、『「質問力」の教科書』。

研究授業の概要

3年生
現代文

「舞姫」

(荻原 万紀子)

森鷗外「舞姫」は教科の定番教材であるが、文章そのものの難解さもさることながら、社会背景や手記というスタイル等から、生徒にとってとらえにくい面をもっている。この作品をどう読み込んでいくか、生徒とともに挑戦したい。今回は夏休みの宿題として「舞姫」の下読みを課しており(口語訳つきだが)、そこであがってきた感想や問題点を中心に授業を行っていく。
本時は最終回で、発表と質疑中心の学習を予定している。1年次から、話し合いを通して考察を深める学習を続けてきた3年生の「伝え合う力」に期待したいが、一方で受験の迫るこの時期にどれだけ関心を持ってくれるかという不安もぬぐえずにいる。

2年生
日本史

「明治時代の子どもになって遊んでみよう!」
 -絵双六「尚武須護陸(しょうぶすごろく)」を教材に-

(石出 みどり)

浮世絵の木版技術の発達を背景に普及した絵双六は、明治時代になると文明開化や富国強兵策を背景に、国民教化のための遊具ともなった。「尚武須護陸」は日清戦争開戦の前年に「武をとうとび、すべからく陸を護るべし」の意をこめて発売され、「小学校教場の図」を振り出しに「大将」と「靖国社」の2つを上がりとしている。
本時は通常の近代史学習とは別に、この双六遊びの体験を通して軍人に志願すること、戦死を名誉とする考えがどのようにして広まっていったか、子どもの遊びと国策の関係について考えさせたい。

2年生
数学II
(αコース・βコース)

「常用対数表の力」

(十九浦 美里、内藤 まり)

新課程になり学習内容が純増し、教員がいつも進度に追われる状況が現実としてはある。だからこそ、通常の授業の中でいかに生徒が意欲的に取り組み、自分で考える姿勢を養えるかが非常に重要な課題であると日々感じている。
今回は「対数関数」の最後の単元である「常用対数」を扱う。対数の学習のまとめとして、生徒が主体的に、これまでの学習を活用し、対数の面白さを実感できる授業を目指したい。また、昨年度より本校数学科では、2年生の数学IIにおいて、「やや発展的なαコース」と「標準的なβコース」の2コースを設定し、生徒自身がクラスを選択するという方法でクラスを分割して授業を行っている。この2つのコースでの同じテーマの授業の様子をそれぞれご覧いただき、授業形態などについてもご意見を伺えればと考えている。

1年生
美術I

「映像メディア表現における未来型授業の試み」

(吉村 雅利、柿島 まりあ)

未来型授業とは何か、それに定義があるのかどうかも知らないが、個人的には「ICT活用」「反転授業」「恊働学習」を合わせたものをイメージしている。しかし本校の現状は、ICT機器を全員が使えるほど設備は充実しておらず、E-learningのような学習環境もなく、他の学校や組織とのコラボがある訳でもない。この授業では将来の環境をイメージし、そこで発揮できるICT活用力、創造力、恊働力を培うことを目指している。

1年生
社会と情報

「ビブリオバトルを題材とした情報発信活動の総合演習」

(小野 永貴)

ビブリオバトルとは、数名の発表者が書評を発表し、聴衆全員で「最も読みたくなった本」に投票してチャンプ本を決めるゲームである。現在学校現場でも、読書推進の一手段として盛んに導入が試みられている。
一方本校では、2年前より情報科の授業で取り上げ、情報表現・情報発信の総合的な演習題材として活用してきた。手軽な書評発表ゲームを通して、プレゼンテーションの多様な表現手法を振り返るほか、マルチメディアによる情報発信技術、安全に発信するための知的財産権の考え方など、多様な知見・姿勢を体得できると考えている。

第17回公開教育研究会のご案内

下記のとおり第17回公開教育研究会を開催いたします。
当日は各教科の研究授業を通じて本校の教育研究の成果をご紹介し、研究協議ではご参加の先生方とさまざまな意見交換をおこないたいと考えております。また、ご好評をいただいております通常授業も一部公開いたしますので、どうぞご参観ください。

講演は、本学名誉教授外山滋比古氏による「知識・思考・経験 ―新しい人間力―」を予定しております。楽しく深いお話は、生徒の指導にもお役立ていただけるものと存じます。
皆様ご多忙の折とは存じますが、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。どうぞご参加ください。

日時

2011年11月19日(土) 9:00~16:00 ※実施済み

対象

教員および教育関係者

参加費

無料

時程

受付 8:30~

  1年蘭組 1年菊組 1年梅組 2年蘭組 2年菊組 2年梅組 3年選択者
9:05

9:50
    教養基礎
「数学」I
      化学I
10:00

10:45
現代文   教養基礎
「数学」I
  家庭総合 保健  
10:55

11:40
  体育   古文 数学 II    
11:40

12:40
昼休み
12:40

14:00
研究協議
国語・数学・保健体育・家庭
14:15

15:45
講演
お茶の水女子大学名誉教授 外山滋比古氏
「 知識、思考、経験 -新しい人間力- 」
  • 紫色・太字の授業は研究授業、それ以外は通常授業です。
  • 開会式は行いません。受付を通り、2階および3階の各教室にお入りください。
  • 講演は2階合併室にて行います。

講演 「 知識、思考、経験 -新しい人間力- 」

お茶の水女子大学名誉教授 外山滋比古氏

【講師プロフィール】
1923年 愛知県生まれ、東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を歴任。
現在、お茶の水女子大学名誉教授。英文学者、評論家、文学博士。専攻の英文学をはじめ、言語論、修辞学、教育論、読書論など広範囲にわたり研究と評論活動を続ける。
主な著書に『思考の整理学』『アイデアのレッスン』『頭のよい子は「ことば」で育つ』 『日本語の論理』『忘却の力―創造の再発見』『ゆっくり急ぐ』『ちょっとした勉強のコツ』『外山滋比古著作集』(8巻)など多数。

研究授業の概要

古典
(古文)

『建礼門院右京大夫集』「かかる夢見ぬ人やいひけむ」

(植田敦子教諭)

本校国語科では、学年ごとにテーマに添った学習をしており、2年次のテーマは「女性・人生」である。本教材では、恋人資盛を失った作者の深い悲しみを理解するとともに、時代状況に翻弄された当時の人々の人生について考えさせたい。また、研究協議ご参加の先生方には、内容を正しく理解するために欠かせない口語訳や文法事項の扱いについて、授業で工夫されている点などご意見うかがいたい。

教養基礎
「数学」I

「自然という書物は数学という言葉で書かれている(ガリレオ)」

(村井利行教諭:理科・物理)

自然の中の数学という観点から、楕円および放物線での波の反射をテーマに、水槽中の水波の振る舞いを観察する。楕円・放物線を作図し、それをもとに実験道具を作って生徒実験を行うが、楕円・放物線の数学的性質が引き起こす興味深い現象を目の当たりにし、生徒達が驚きの声をあげることを楽しみに、授業準備を進めている。なお、本授業は、本校数学科が取り組んでいる「虹の数学」に協働して行っているものの一つであり、昨年度実施して生徒・教員・教育実習生に好評だった内容を発展させた授業である。

数学 II

「数学活用を目指した問題解決の授業」

(三橋一行教諭)

授業における数学活用が重要視されている。数学の学習とは何であろうか。問題を解くための定石を覚えることも必要であるが、それとは逆に、試行錯誤して解決する力も必要である。問題なのは、日常の数学学習がアルゴリズム的な力、技術的な力の養成に傾いてしまっていることである。このような学習では、数学の真の力を伸ばすチャンスを失うことになるだろう。ここから抜け出すには、単元にこだわらず、興味を引き出す問題を用意し、問題解決学習に取り組むことが有効なのではないかと考えている。数学IIの内容にとらわれず数学活用を目指した授業を行ってみる。

体育

「新聞紙を使った運動」

(土方伸子教諭)

本校では1学期に走・跳・投・転の運動という授業の中で、体ほぐしや体力を高める運動の要素を取り込んで授業を行っている。
その中から4月、新しい仲間や学級の中で、十分なコミュニケーションが取れていない時期に行う授業、「新聞紙を使った運動」をご紹介する。体ほぐしと仲間づくりを目的とした内容であるが、雨の日に体育館で行う雨プログラムの授業にも最適ではないだろうかと考えている。

家庭総合

「エシカル・ファッションを考えよう」

(葭内ありさ教諭)

既製服が主流でありファスト・ファッションが全盛の現在、どのように衣服が手元に届くのか、衣生活の背景への視点を養うことを目指す。生徒自作のスカートをコーディネートして作成したカタログを用いながら、衣生活に関わる消費や環境の問題へと広げていき、「倫理的な衣生活」=エシカル・ファッションについて考えを深める。学校では指導が難しいと捉えられがちな着装を扱う授業の一例としても提案したい。

開催当日の様子

過去の公開教育研究会

平成23(2011)年 第17回公開教育研究会 11月19日(土)

【公開授業科目及び研究協議】
古典(古文)
『建礼門院右京大夫集』「かかる夢見ぬ人やいひけむ」
植田 敦子
教養基礎「数学」I
「自然という書物は数学という言葉で書かれている(ガリレオ)」
村井 利行(理科・物理)
数学II 「数学活用を目指した問題解決の授業」
三橋 一行
体育 「新聞紙を使った運動」
土方 伸子
家庭総合 「エシカル・ファッションを考えよう」
葭内 ありさ
記念講演 「知識、思考、経験 ― 新しい人間力 ― 」
お茶の水女子大学名誉教授
外山 滋比古

平成22(2010)年 第16回公開教育研究会 11月20日(土)

テーマ:「高大連携特別教育プログラム」 ― 新学習指導要領に向けて ―

【公開授業科目及び研究協議】
教養基礎「数学」I
「光線の経路の作図発表会 ~生徒の考えた作図方法~」
三橋 一行・阿部 真由美・十九浦 美里
教養基礎「国語」II
「読書レポート発表 ― 論理的に思考し表現する能力、言葉で伝え合う能力を育成する ― 」
渡辺 康英
【研究発表科目及び研究協議】
教養基礎「英語」I、II、III「その成果と課題」
中津川 義浩・浅見 道明・木村 政子
報告
「学力に関連する要因~高大連携基礎調査から見えること」
お茶の水女子大学人間発達教育研究センター
アカデミックアシスタント 吉武 尚美
記念講演 「高校と大学 どう接続するか」
お茶の水女子大学 理事・副学長(教授)
耳塚 寛明

平成21(2009)年 全附連高等学校教育研究大会開催

平成20(2008)年 第15回公開教育研究会 11月22日(土)

【公開授業科目及び研究協議】
国語総合 「論理的思考力の育成に向けての評論教材」
荻原 万紀子
地理A 「生徒の主体的な学習を中心とした授業の試み」
菊池 美千世
数学II 「光線の経路を式で表す(虹の数学)」
十九浦 美里
音楽II 「表現と鑑賞を関連付けた指導法の研究」
原 大介
家庭総合 「食の自立につながる調理実習 ― 大根1本を丸ごと使った日常食の調理 ― 」
田中 京子
記念講演 「新学習指導要領の方向と学力向上」
早稲田大学教育学部特任教授
安彦 忠彦

平成19(2007)年 高大連携シンポジウム開催

平成18(2006)年 第14回公開教育研究会 11月18日(土)

【公開授業科目及び研究協議】
日本史A 「平塚らいてうを読む」
玉谷 直子
生物I 「虹の七色が見えるしくみ(視覚の科学)」
大戸 吉和
数学I 「錐体の体積を区分求積法の考えで求める」
沖山 義光
英語II 「オーラルワークを重視した高校総合英語の授業」
浅見 道明
保健 「妊娠・出産と健康 ― いのちをめぐるドラマと医療技術の進歩」
増田 かやの
記念講演 「学校現場におけるコーチング」
NPO 法人学習学協会代表理事、
帝塚山学院大学客員教授
LCA 大学院大学客員教授 本間 正人